デザイナー、コーダー、エンジニア、ディレクター、プロデューサー、色々な職種があるけど、ウェブディレクターって具体的に何しているの?何ができたらウェブディレクターなの?そんな疑問を感じたことはありませんか?
実際私はウェブディレクターになりたいって目標をもってウェブの業界に就職したわけではないのですが、いま20年近くやっているお仕事のメインはウェブディレクターです。しかし実際の強みは人それぞれです。
本日は、そんな疑問にお答えすべきウェブディレクターとしての現場を、お仕事の内容とその成果物、またウェブディレクターになるためにには何が必要かという視点から少しご紹介したいと思います。
ウェブディレクターのお仕事
ウェブのディレクターってどんなお仕事をしていると思いますか?
- お客様とヒアリング
- 要望をまとめる
- 仕様をきめる
- 見積をする
- スケジュールをたてる
- メンバーへ指示出しをする
- 進行管理をする
- 品質の確認をする
- 納品する
ディレクターとして担当する仕事の主な流れって上のような流れかな、と思います。 もちろん、規模や制作現場の方々で違いはあると思いますし、もっとたくさんの担当を任されてお仕事をされている方もきっといるでしょう。
そこで1つ質問です。
上記の流れで仕事をこなしたらどんな資料(成果物)が必要になってくると思いますか?
これ、私は結構検索しました😂。
例えば「ウェブ ディレクター 成果物」で検索してみたり、ヒアリングシートのおすすめが欲しいなと思ったら、「ウェブ ディレクター ヒアリングシート おすすめ」とかで検索する。
1つ2つ、気に入ったテンプレートを見つけらたら実践向けに改良するんです。ウェブディレクターは資料作りが意外と多いんですよね。
ウェブのディレクターが作る資料とは?
過去、経験してきた中で職場によって一番フォーマットを変えてきたのは、デザイナーさん、コーダーさんへの「指示書」ですね。
デザイナーさんだとXDで欲しいって要望がある反面、コーダーさんだと職場によって結構ばらつきがありました。
一番多かったのは意外とExcelですね。
いずれにしても指示書を作成するときは自分の意志だけでなく、空いての欲しい情報を加味して作成しないとコミュニケーションロスにつながってしまい、後から手戻りが発生してしまうことになってしまいます 😢。
ウェブディレクターが作る資料は、仕事の主な流れで紹介したフローによって発生することが多かったです。
- 【ヒアリングシート】・・・お客様とヒアリングする
- 【要件書(要件定義書)】・・・要望をまとめる
- 【サイト設計書(制作仕様書)】・・・仕様をきめる
- 【御見積書】・・・見積をする
- 【スケジュール表(ガントチャート)】・・・スケジュールをたてる
- 【指示書】・・・メンバーへ指示出しをする
- 【進行管理表】・・・進行管理をする
- 【デザイン・コーディングチェックリスト】・・・品質の確認をする
- 【マニュアル等】・・・納品する
ぱっと思いつくだけでもこれだけの資料があるんですよね。
ウェブディレクターになるには
ウェブ業界に就職したとき
それではウェブディレクターになるにはどうすればいいのでしょうか。
私はウェブ業界に入る前、職業訓練校で「インターネットテクノロジー」というコースがあり、そちらを受講してパソコンのことやOfficeの使い方、簡単なHTMLの書き方を学びました。 受講後はウェブ制作会社に入社したのですがそのときは簡単なHTMLの制作=コーダーとして就職しました。
制作を担当していくうちにお客様のところに同行することが増え、気づいたらディレクション業務みたいことまでやっていたんですよね。
ディレクターとして経験して積み上げたスキル
お客様のところに行って要望をヒアリングしそれをまとめ、私はデザインが全くできなかったので他のメンバーにデザインしてもらい、簡単なHTMLであれば自分でコーディングし完成物をチェック、そして納品する。小さい制作会社だとすべてこれを一人や二人でやらなければならず、気づいたらウェブディレクターみたいな立場になっていました。みなさんにも同じような経験がありませんか?
ウェブディレクターになるためのスキル
ディレクターに最初からなりたいって人は少ないのではないでしょうか。やはり最初はデザイナーやコーダー、プログラマー(開発)になりたくて専門学校などで学び、実践を重ねていったナレッジの積み重ねの上にウェブディレクターという職能が身につくと思っています。
まとめ
ウェブディレクターになる人は、いずれかの職種を経験しそれが自分の強みになったとき、ディレクションができるようになってくると思います。しかし最低限の知識はやはり必要で、私は一番最初にWebリテラシーの本を読んでそれを学びました。皆さんもスキルアップを図りたいと思う日が来たらぜひチャレンジしてみてください。
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