前回の記事では、「企画提案書を作成する前にやらなくてはならないこと」ということで「伝えたい内容を考える」、「メリットを考えてみる」、「ストーリを考えてみよう」をご紹介させて頂きました。
「誰にどんなメリットがあるのか」この軸が傾かないよう意識することは大事でしたね。
今回はそのPart2としまして、「企画提案書を作成する前にやらなくてはならないこと」の続きとしましてやっておきたい準備を引き続きご紹介させて頂きます。前回の「ストーリを考えてみよう」をもう少し深堀してご紹介し、次に提案書の目次を作成するまでを本記事で解説していきたいと思います。
何から始めてどんな内容を書いていくのか、事前に目次を作ってみよう!
提案書のストーリーを考えてみよう
1.ざっくりとした構成を考えてみる
「伝えたい内容を考える」、「メリットを考えてみる」、「ストーリを考えてみる」この3点のポイントからまずは提案書の大枠を考えてみよう。
「伝えたい内容」は前回の記事でもご紹介した以下のようなことになります。
- 業務の課題をまとめる
- 予算感を聞いてみる
- 改修の目的や目標を確認する
ここから想定できる提案書の構成は以下が考えられます。
- 改修の目的
- 目標
- 課題の整理
- 費用
次に「メリット」です。メリットはお客様が感じている課題を解決する方法となります。
合わせて、弊社のサービスの優れているところの紹介になります。
- 課題の解決方法
- サービス(製品)の紹介
2.目次としてまとめてみる
大枠の構成がイメージできたらメモ帳などに目次としてまとめてみましょう。
引用:メモ帳
なんとなくPowerPointで作りたいスライドのタイトルのようになってきました。
次に流れ(ストーリー)について考えてみましょう。
この提案書を読んで頂く方は「お客様の現場管理者」さんであり、今の課題を解決したいと考えている。それを解決するためにはどういった機能が必要でどういったサービスがあるのか。また費用の比較も検討したいと考えている。
このストーリーを先ほどメモ帳でメモしたタイトルに当て込んでみると、
- 目次
- 改修の目的
- 課題の整理
- 解決方法①
- 解決方法②
- 解決方法③
- 総評
- サービス(製品)の紹介
- サービスの実績
- 予算
- 開発スケジュール
といった流れで提案書のスライドを作ると良さそうです。
3.スライドのフロー図(漫画)を描いてみる
イメージが出来上がった目次をフロー図にしてみましょう。
フロー図にすると提案書の全体が俯瞰的に見えて分かりやすいですね。
提案書の目次がイメージできてくるとスライドのタイトルもまとまり、提案書の流れがつかめてきます。あとはゴール(お客様のメリット=伝えたいこと)に向かって、提案書の中身を作っていくことになります。
目次はさらに小見出しへ分けていくと、より提案書を作成する前のストーリーが具体的に描けていけることでしょう。
まとめ
提案書を作る前に、前回と今回の記事でご紹介した下準備をしいくだけでPowerPointの操作に入りやすくなります。次回は「目次をもう少し小見出し」に分けてみようと、事前に調査する必要がある「情報収集」に関してご紹介していきたいと思います。
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